監査委員に就任してから、本庁内部監査が終わり、県出先機関の監査を毎週のように行っておりまして、少しは疲れ気味でありますが、与えられた職責を全うする為に頑張っております。
今回の【監査】は「茨城県立近代美術館」でありまして、建設から35年の年月が過ぎましたが、常設展をはじめ、企画展などを開催し多くの皆様に親しまれておる美術館であります。
「茨城県立近代美術館」に於いて、監査質問・質疑をした内容は以下の通りです。
①美術館の年間総額予算の在り方について
②職員の県職員と会計年度職員等の比率と現員数について
③学芸員不足による美術館運営の状況について
④企業パートナー制度の収支会計の在り方について
⑤SNS等を活用した、情報PRの在り方について
⑥企画展開催にあたり、入札や随意契約の現況について
⑦新収蔵品額装等業務委託の内容について
⑧展示解説員接遇研修業務委託の内容について
⑨所蔵品の保管状況について
⑩入館者数の各市町村の人数の内訳について
⑪茨城県美術資料取得基金の在り方について
以上が「茨城県立近代美術館」に於いて監査質問・質疑をした内容ですが、茨城県の美術品・文化的資産を大切に所蔵され、熱意を持って大切に扱っている姿は感謝と敬意を表するしだいであります。
また、様々な企画展を開催されており、茨城県民ばかりでなく、多くの他都道府県からの来館者に親しまれる、県立近代美術館でありまして、この運営事業に当られている事が良く理解出来ました。
そして、美術館を運営するに当り、限られた厳しい予算の中でのご苦労がある事の現状を把握しまして、何とか出来ないものかとも思いました。
それに加えて、職員人員配置の問題や学芸員の絶対的な不足は、美術館運営にあたってかなりの支障がある事も理解出来ました。予算不足や人員不足の中で、奮闘されている職員さんには、更に頑張って欲しいと思う監査でありました。




