「私が市議会議員・県議会議員になろうと決意したきっかけ。」
あれから34年が経ちました。その原点となったきっかけの一つが、ある一つの道路の問題でした。下の写真は当時の様子を写したものです。
この道路は県道ですが、幅は非常に狭く、排水路の手前には大きな穴が空いており、通学する子どもたちにとって、非常に危険な場所でした。段差に気づかず、車やダンプが落ちてしまう事故も頻発していました。
地元住民の方々が石岡市や茨城県に何度も改善を要望しても、なかなか動いてもらえない。私も市民の一人として、「何とかしたい!」と強く思い、市議会議員を目指すきっかけとなったのです。
しかし、実際に議員になって取り組んでみると、この道路には複雑な事情がありました。県道の中に市の用地や個人の私有地が入り組み、境界がはっきりしていないため、県もなかなか手を出せない状態だったのです。
こんな事、解決するの簡単だろうと思うかもしれませんが「このままでは動かない。自分がもっと働ける立場にならなければ」と思い、今度は県議会議員を目指す決意を固めました。
そして22年前、38歳で県議会議員に初当選。そこから一つ一つ問題を整理し、地元の理解を得ながら、ようやく工事予算の獲得にこぎつけ、道路は大きく改良されました。今では、当時の苦労が嘘のように、安全な通学路となっています。
この道の整備は、私が政治を志した大きなきっかけであり、初心を思い出させてくれる原点でもあります。
他にも多くのきっかけはありましたが、この出来事ほど「諦めないで力を注げば、地域を変えられる」と感じたことはありませんでした。簡単ではありませんでしたが、「額に汗して、すべてに一生懸命」を信条に、どんな難攻不落の案件にも向き合い続けてきました。
すべての課題が解決できるわけではありませんが、これからも「初心忘るべからず」で、地元の皆さんの声に寄り添いながら、前進していきたいと思います。
これまでも、本当に皆様にはお世話になりまして、心から感謝と御礼を申し上げます。これからも頑張ってまいりますので、応援や叱咤激励を、どうぞよろしくお願い致します。
茨城県議会議員 戸井田和之
※この画像は、私のパソコンのデスクトップ待ち受け画面にしておりまして、初心を忘れないようにしております。

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